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経営戦略とコーポレートファイナンス (日本経済新聞出版)
www.amazon.co.jp/dp/B079Y2SBT1
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すべてのインプット(投入物)のコストの総和を超える価値をもつ製品・サービスを生産することである。言い換えれば,資源を効率的に利用することが組織の本来の務めといえる。この考えを最もよく表す財務指標は,投下資本利益率(ROIC)である。ROICは,企業が生み出す利益を,企業に投下されたすべての資金に照らして評価する。長期的なROICを見れば,企業が経営資源をどれだけ効率的に利用しているかが
ROICは事業部や製品ラインごとの業績管理指標に用いられることが多い。ROEは,株主資本(自己資本,Equity)と当期純利益を対応させたものである。当期純利益は,株主を除くステークホルダーへの支払いをすませた後の利益であり,株主に帰属する。株主が受け取る配当は,当期純利益が原資と
対照的に,小売業や卸売業は,売上高利益率は低いが,総資産回転率が高いという特徴を
バネに関する問題解決を考え,プロフェッショナルとして提案する時間がとれる。低い回転率を補って余りある売上高利益率をあげることができる。もちろん,顧客は満足している。従業員の仕事に対する満足度も高い。同社は,2008年に,ユニークな高収益企業に贈られるポーター賞を受賞している。
クラウン社は,大手3社とは逆のトレードオフを選択した。顧客企業の近くに小規模な工場を分散させたのである。狙いは,顧客の需要に対してスピーディに応じる体制をつくることであった。飲料や食品には需要の変動がある。予想外の天候不順や爆発的なヒット商品がでれば,飲料・食品メーカーは増産に走る。当然,容器である缶やビンが必要になる。大手3社の集約化された標準的な生産ラインは,顧客からの急な注文に対して,迅速に対応することが困難である。このとき,近くに位置し,小口ロットの注文に応じてくれるクラウン社の価値は非常に高く
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