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ハイデガー『存在と時間』入門 (講談社現代新書)
www.amazon.co.jp/dp/B07415P917
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以上でハイデガーが「存在」ということで何を問題にしていたのか、また「存在の意味は時間である」という『存在と時間』の根本テーゼが何を意味するかを概略的に説明した。
西洋哲学におよそ共通して当てはまる問題点とはいったい何なのか。
真の「存在」は「存在」(西洋哲学で考えられてきた意味での) ではない。これがハイデガーの「存在の問い」の主張だ。
ハイデガーの関心は、一九二〇年前後における初期の哲学的活動では、人間意識を内在的に記述する「現象学」という哲学的方法を駆使して、この宗教的に目覚めたあり方を人間の真正なあり方として記述することに向けられていた。そうした人間の本来的なあり方は、やがて人間が世界の事物と関わるときにその事物の「存在」を真正な仕方で理解することとして捉え直されることになる。つまり、人間の本来的あり方が、「存在」の真正な理解に基づくものと捉えられるようになるわけだ。 したがって逆に、人間が「存在」についての真正な理解をもたないことが、非本来的なあり方とされることになる。
「ある」とは、そもそもどういうことなのか?
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