Top Highlights

• 発想の技術に依存するデザイン思考やクラウドソーシングとは異なり、私のプロセスは批判の技術に立脚する。そして顧客など社外の人々に初期段階でインプットを求めるのではなく、まず自社の社員に
• 私の四ステップのプロセスでは、第一ステップで社員一人ひとりが自分の持つ前提に疑問を投げかけて、自社が解決できる顧客の問題を新たな解釈でとらえ直す。第二ステップで二人一組になって互いのビジョンを磨き上げ、第三ステップで多人数のグループで議論する。最も優れたアイデアが抽出できたところで、第四ステップとしてユーザーや幅広い分野の社内外の専門家の目で検証して
• そして、単なる改善ではなく新規路線にフォーカスを当てて考察できるように、「まったく新しい価値観に基づいたソリューションを提案すること」という厳しい条件を課した。新たな路線であることを明確にするために、各提案では既存の価値提案から、新たな価値提案への変化を矢印で示すこととし
• さらに歴史を下ると、二人組が伝説的な企業をつくり上げた例はあふれている。いくつかを挙げれば、スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアック、セルゲイ・ブリンとラリー・ペイジ、ビル・ゲイツとポール・アレンがそうである。 私の調査によれば、二人組はすでに確立した組織におけるイノベーションのプロセスでも重要な役割を果たしうる。一九九九年にマイクロソフトがＸｂｏｘでゲーム機市場に挑戦し、成功したのはその一例
• 既存の問題に対する新たな解決策を探す時に批判を用いると、発想が阻害される可能性がある。しかし新たな問題を見つけ出したり価値を再定義したりする時にうまく使えば、批判はイノベーションのエンジンに