Top Highlights

• 映画にもなった『マネー・ボール』という書籍に詳しく描かれている．
• 無死満塁は得点しにくい ということは決してない．むしろ，セイバーメトリクスで広く用いられている「得点期待値」という考え方を用いると，最も得点を多く期待できる場面であることが示されている．「
• 無死一塁 では 0. 821 だが， 1 死二塁 では 0. 687 と低くなっていることが分かる．このように，得点期待値で見ると 無死一塁 の方が 1 死二塁 よりもより多くの得点を見込めるという結果になっている．
• どの状況をみても，送りバントを成功させた後の得点期待値が下がっており，アウトカウントを増やすことは攻撃側にとってリスクであることが分かるだろう．
• 少なくとも，まだ試合の大勢が決していない序盤，無死一塁で 2 番打者が送りバントというシーンは減っても良さそうだ．