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大論争! 哲学バトル
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21 世紀の世界では、世界中の人達のうち、上位の十数億人だけで世界の富の8割以上を独占しているらしい。
人間は ポリス的動物*1 だということです。「ポリス」とは国家であり、私らの暮らす共同体のこと。人間はポリスを離れては生きていけない。ポリス=共同体においては、各人が各人の能力に応じて富の配分を受けるという 配分的正義*2 が必要とされる。つまり、対価としての富は、その個人の能力に応じて配分すべきであり、ポリスの中で成果をあげることができる人は、そうでない人よりも多くの対価を受け取るべきなのだ。
資本主義の世の中では、労働者の賃金は過小評価され、生産価値から賃金を引いた 剰余価値*3 は資本家によって収奪される。それが利潤だ。利潤を 溜め込んだ資本家が圧倒的な力を持ち、支配階級となるのだから、そんな社会はどう考えても公平ではない。
資本家」というのは、どうも私にはよくわからないのだが……。しかし、マルクス君の意見は極端だな。私が考える理想的なポリスとは、極端な民主制でも、極端な 寡頭制でもない、その二つの政体の真ん中、 中庸*4 な状態だと思っているのだよ。その場合、ポリスは公共の利益を考えるべきだから、政体は、王制でも貴族制でもない、共和制を理想とすべきだろうな。もし絶対王政が既に存在する
人類の歴史は、そもそも階級闘争の歴史でした。近代資本主義社会になると、プロレタリアート、すなわち労働者階級とブルジョアジー、すなわち資本家階級との 階級闘争*6 が極限に達します。そこでプロレタリアートによる革命が起き、支配階級である資本家階級が打倒され、共産主義の世の中が生まれ、階級闘争は終わりを迎えます。
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