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これが「買い」だ―私のキュレーション術―
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順張りのデメリットは、常に世の中の動きを見ながらあくせく働かなければならないところにある。が、ビジネスでも人でも、まともに育てようと思ったら、 10 年や 20 年はかかるはずだ。その間、気長に放っておいたほうがうまくいくケースは多い。私が逆張りを推す所以である。 「ほったらかして待てること」は、じつは偉大な才能なのだ。
そう考えると、ビジネスの成功者にギャンブル好きがいないのもうなずけるのではないか。ルーレットにはまるビル・ゲイツや孫正義など想像もできないはずだ。賭け事をすれば必ず勝つことがあり、勝てばそのぶん貴重な運をすり減らすことになる。子会社の金をカジノに注ぎ込んで実刑判決を受けた、大王製紙の前会長がいい例だろう。
私は自分の運の良さを知っているから、普段から駅のホームでもできるだけ端を歩かないようにしている。脇からフラフラとやって来た酔っ払いが私にぶつかりそうになったとしても、運を使って靴ひもを直そうとかがんで無意識によけてしまうかもしれない。命拾いはありがたいが、そんなことで大量の運を消費するのはご免だ。
二つ目の鈍感さもまた重要な要素だ。世間を見回せば、成功者には鈍い人が多いことに気づくはずだ。彼らの長所は、失敗しても、やたらとくよくよしたり、必要以上に落ち込んだりしないこと。じつはこのタイプは成功にも鈍い。望み通りに事が運んでも「なんだ、この程度」で済んでしまうから、さらに大きな成功を目指して淡々と努力することができる。
同世代には、人生を気楽に考える人間が多い。大企業で出世するより、誰も知らない会社で面白いことをするほうを選ぶ、まさに逆張りタイプである。
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