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一揆の原理 (ちくま学芸文庫)
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〇八~〇九年頃から、フェイスブックの台頭によって、グーグルの地位はおびやかされることになる。フェイスブックはアメリカ映画『ソーシャル・ネットワーク』の公開(二〇一〇年) でも話題になった実名制交流サイトで、一四〇文字までのツイート(つぶやき) を投稿するミニブログ「ツイッター」と並ぶSNSの代表格である。これらのSNSは中東革命の成功にも貢献し、アラブ諸国で発生した一連の民主革命を「フェイスブック革命」「ツイッター革命」「ソーシャルメディア革命」と評価する識者もいるほどだ。
藤木 久 志 氏によれば、秀吉の刀狩りは、百姓の帯刀を免許制とし、帯刀の有無によって侍と百姓を 峻別 することを目的としていたという。日常的に刀を持ち歩く武士と、大名の許可がなければ刀を指せない百姓という形で、身分の違いが外見からはっきり分かるようにしたわけだ。要するに武装解除ではなく身分統制が眼目だったのである。それは武士なのか百姓なのかよく分からない中途半端な存在をなくす(教科書的に言うと「兵農分離」) ということ
江戸時代の百姓は多くの武器を持っていた。鹿・猪・猿・雉 など害鳥獣の駆除のために鉄砲を所有することすら免許制で認められていたのである。にもかかわらず、百姓一揆は刀も鉄砲も使わない。鉄砲を 鳴物(合図) に用いることはあったようだが、人に向けて撃つことはない。あくまで鍬や鎌で戦うので
徳川家康 が征夷大将軍となって江戸幕府を開いた年に出された法令には、「隣郷」と同量の年貢を奉行所に納入すれば、どこへ逃散しても構わない、という規定がある。隣村と比べて極端に高い年貢をかけられて苦しんでいる村の場合、 適正な 量の年貢を納入すれば逃散は許可されるので
要するに鎌や鍬は百姓のシンボルであった。鎌や鍬を使っても鉄砲や弓矢を使わないことは、自分たちが百姓身分を逸脱していないということを幕府や藩に示すアピールだったと思わ
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