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現代美術を考える
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主催は、フランス側が文化省造形美術委員会、日本側は朝日新聞社でし
1970年代に入る頃からは、作品を通して何かの内容を表そうとする、あるいは伝えようとするアートの働きが、コンセプチュアル・アートの範囲を超えて広がるようになりました。その重要な傾向の一つが、女性によるアートにおいて見られ
男性と同等な女性の政治的・社会的な地位を求める運動は、ヨーロッパやアメリカでは19世紀からありました。日本でも20世紀初めの「青鞜」などで、女性の権利を求める言論活動が早くから行われていました。しかし、美術の世界で、女性と男性との違いが問題として提起されるようになったのは、1970年代に入ってから
今日のアートの主流は、さまざまな都市で開催されるようになったアート・フェアと主要な美術館が催す展覧会、それに呼応する情報メディアが結びついて形成されています。アートの作品を買い上げるファウンデーション(企業が設立した財団)も美術館のように機能するようになっています。その流れの中では、たえず新鮮なアートの作品が求められ、新鮮さを失ったアーティストとその作品は忘れられる傾向があります。感覚的な一般の商品と同じような流行現象が見られるといってもいいかもしれません。過去を振りかえれば、いつの時代もそうだったのかもしれませんが、今日のアートのグローバルな状況は、先端の通信技術を基盤にした政治・経済・産業の展開に合わせて、地理的にもとてつもない規模にふくれあがってい
坂口恭平は建築を学びましたが、彼が興味を持ったのは屋外での生活を余儀なくされている、いわゆるホームレスの人たちの、間に合わせの「居住装置」でした。ぎりぎりの状況に置かれた一人きりの人間がどのように自分の仮の住まいを設置しているか、いくつかの都市で調査したのです。そして彼が発見したのは、いつ追い立てられるかわからない条件下で、あり合わせのもので作り上げた住まいの中には、生活をしやすいように、楽しみさえ得られるように工夫をこらしたものが、少なからずあるということでした。 中でも隅田川の河川敷での出会いは、思いもかけないものでした。その住まいの屋根にはソーラーパネルがとりつけられ、テレビやラジオに必要な電気を供給していたのでした。人は、どんなところでも、生きのびるため、もっと豊かに生きるために工夫...
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