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カリスマ論: ビンワード電子版
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前期ホリエモンは、資本主義社会においてITビジネスを手がけていた。 後期ホリエモンは、評価経済社会においてカリスマビジネスをやっている。
ぽっと出のベンチャー企業社長が、球団やテレビ局の買収といった既存の権威を脅かす「だいそれたこと」を仕掛けようとして、あちこちの「偉い人」に睨まれた。そして、半ば陥れられるような形で、刑務所に送られた。私は、ライブドア事件をこういう風に理解しており、大筋は外していないと思っています。 それでは、刑務所に送られたホリエモンは、過去の自分の行状を反省したのでしょうか? あるいは、自分を刑務所に送り込んだ奴らに復讐しようと考えたのでしょうか? 答えはそのいずれでもありません。刑務所で彼が没頭したのは、新しいビジネスモデルの創造でした。
前期ホリエモンはあくまで余興としてテレビなどのメディアに露出していました。けれど、彼がメディアに出るたび、ライブドアの株価が上下する。株価が上下するのは、大勢の人が「ライブドア株は買いだ」とか「売りだ」とか思うということ。ホリエモンの人気によって、ライブドアの株価やホリエモン自身の資産が上下するということなんですね。彼はこういう現象を 目の当たりにして、「評価」が「お金のように振る舞う」ことを理解するようになったんじゃないでしょうか。
これまで文化人のビジネスモデルは雑誌に連載を抱えて、単行本をたくさん売るというものだったのですが、それがホリエモンに代表される有料メルマガによって大きく変化してきています。
彼はサロン運営の徹底的な省力化を行いました。集まって来た会員に対して、私はあれこれ仕事のやり方を教えようとします。だけど、ホリエモンは自分では教えません。集まって来た人たちが勝手に盛り上がって教え合い、ところどころで自分が口を出せばいい仕組みを作り上げました。サロン活動のほとんどはネット上で行われ、定員に空きがあって参加費を払えば、入るのも抜けるのも自由。彼がサロン活動全体を取り仕切っているわけではなくて、会員が自由にやりたいことをやる。ホリエモンは盛り上がっている面白そうなグループがあれば気の向いた時に参加するんですね。またネット上の活動のほか、月に2回くらいイベントを開催し、会員同士の交流を図っています。
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