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日本神話の源流 (講談社学術文庫)
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なお日本の古典に、イロ・ハ(母)、イロ・エ(同母の兄)、イロ・ネ(同母の兄または姉)、イロ・ト(同母の弟または妹)、イロ・モ(同母の妹)、イロ・セ(同母の兄弟) など、「イロ」という要素を共通にする一群の同母親族呼称(母親を共通にする親族を呼ぶ名称) が見出されるが、父や夫を意味する言葉で、この「イロ」を語要素として含むものは見られない。岡氏は、これは日本に、古く「イロ」という名称で呼ばれた、母系親族集団が存在したことを示しているのではないかと考えた。この「同系同母血族集団」は、いずれも母系社会であったと想定される、 との文化のどちらかによって、日本にもたらされたものであろうという。
学者によって「バナナ型」として分類されて
て、出産の時に火をつけ、無事にホデリ以下三人の息子を分娩して身の潔白を証明してみせたという話は、インドネシアからインドシナ半島にかけて見られる、産婦の近くで火を燃やす「産婦焼き」の習慣を思わせる。
これらの南洋の神話では、島は釣針にかけられ、海底から文字どおり釣り上げられているので、矛で海水をかきまぜ島を造ったという日本のオノゴロ島神話の場合と、陸地創造の方法が完全に同一ではない。しかし、後に述べるような問題はあるが、海中に道具を入れ、それをまた引き上げることによって陸地を得ているという点では、日本と南洋の神話は、たしかに同類の説話タイプに属すると認めてよいであろう。
開闢 の初に、 洲 壌 の浮き漂へるは、 譬へばなほ 游 ぶ魚の水の上に浮かべるがごとくなりき」と言われ、『古事記』では「国 稚く、浮かべる 脂 の如くして 水母 なす 漂 へる時」と形容されており、
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