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お釈迦様の脳科学 釈迦の教えを先端脳科学者はどう解くか?
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日本の仏教は中国を経由して伝えられました。仏教を日本に持ち込んだ人物として有名なのは、遣唐使船で中国に渡った最澄や空海です。空海は密教を日本に伝え真言仏教を完成させ、最澄は日本天台宗を開くことで後の日本仏教の礎を築きました。
「日本仏教は釈迦の教えとはどこか違うのではないか」 そのような疑問はかなり以前から、僧侶はもちろん、多くの日本人の間でささやかれていました。しかし、釈迦のオリジナルの教えに日本人が触れられるようになったのは、仏教学者でも昭和に入ってから、一般の人たちには 21 世紀に入ってからです。
が、釈迦の縁起説を「空」という概念で説明したナーガールジュナ(龍樹・150年~250年ごろ)であり、チベット仏教を完成させたツォンカパ(1357年~1419年)です。ツォンカパはダライ・ラマが所属するゲルク派の開祖でもあります。 ナーガールジュナは、正確な伝記が残されていないため、実在の人物かどうかはわかりませんが、少なくとも彼の著作とされる『中論』を読む限り、釈迦の思想をひとつの形で表すことに成功しています。
私は人は小さな煩悩ではなく、大きな煩悩を持つべきだと考えています。 小さな煩悩とは、自分のためだけの欲求です。それによって行動することが問題なのです。「自分さえ金持ちならいい」「自分さえおいしいものを食べられればいい」「自分さえ生き残ればいい」が、社会に貧困や飢えや戦争を招いているのです。個人のレベルでも「自分さえ金持ちになればいい」と思って行動している経営者に誰がついていくでしょうか。自分が食べたい、自分が勝ちたい、という小さな煩悩は 爬虫類 の脳にもある原始的な欲求です。人間が爬虫類の脳に支配されるのは困ります。 逆に、煩悩を大きくすることで、個人も社会も幸せに向かうことができます。「大きくする」とは「私」の抽象度を上げることです。例えば、お金持ちになりたいのであれば、「自分だけ」か...
なぜならば、自分が社会や宇宙に果たす役割を設定したのですから、それを阻害する要求は拒否すべきなのです。「悟って煩悩がないなら殺してもいいんだな」と言われても、「死ぬと私の機能が果たせなくなる」と断ればよいのです。世界最大の企業を作るという機能を自分に持たせているなら、「全財産よこせ」という要求は、機能の妨げになるので拒否していいのです。 「悟って煩悩がないなら死んでもかまわないだろう」という発想は、「この世が幻なら人を殺してもかまわない」という発想と同じことです。この世を幻として認識する「空観」だけを突き詰めると、かつてオウム真理教が採用した「ポア」の論理になってしまいます。 一方、この世はリアルであるという「 仮 観」の発想は、金は多ければよいし、領土は広い方がいいという価値観を引き出し...
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