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「謎」の進学校 麻布の教え (集英社新書)
www.amazon.co.jp/dp/B00SM4HCL6
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《かつて、白黒テレビ・冷蔵庫・洗濯機が『三種の神器』と呼ばれた時代がありました。そのあと一九六〇年代にクーラー・カラーテレビ・カー(車) が登場して、今度は『三C』と呼ばれるようになりました。家電製品におけるこの変化によって、人々の生活はどのように変わりましたか》 麻布は入試問題の解答を公表していないが、市販問題集の答えでは、 「エネルギーの需要が増えた」 とあった。なんとなくピンとこなかった岡本さんは合格した子どもに、 「あの問題、なんて答えた?」 と 訊ねたところ、こんな「解答」があったそうだ。 「その子の答えは『コミュニケーションがとれない社会になった』。いわく、『車を使うから公共交通機関を使わなくなった、クーラーがあるから外に出なくなった、カラーテレビも同じ。だから人同士がコミ...
――いわゆる「秀才」タイプというより、「天才」タイプが向いている? 「多少はそうかもしれませんが、子どもって先天的にみんな好奇心をもっていると思うんですよ。それが家庭環境のなかで『これやりなさい、あれやりなさい』と言われている子どもは、自分の疑問をあと回しにする癖がつく。でも、逆に家庭でいろんなことをお父さんと一緒に調べている子どももいる。そういうことだと思うんです
授業でも赤血球の話をしていて『血液一立方ミリメートルのなかに五〇〇万個入っているんだよ』と話したときに、『へえ』と言ってノートに書いて覚えるのが開成志望の子。『先生、どうやって数えたんですか』とパッと手を挙げて質問するのが麻布志望の子。でもその質問って、いいところを突いていて、そこから濃度の概念とかの説明が始められるんです。麻布志望がひとりいると話が広がり
ばらつきが出るとただちに討議に入って互いの国語観をぶつけあう国語。とっちらかった数字や言葉を丹念に追っていく算数。どちらも正解よりも、むしろ考えていく過程に注目している。テストは減点主義、選抜試験はふるい落としというのが「常識」だが、麻布の先生たちがやっているのは子どもを肯定的にとらえる加点主義だった。そしてそれは、入るときだけではなく、学園生活にも貫かれてい
彼らは日本語ではより高度なことをやっているわけだから、私は英文でもそこと変わらない授業をやる。自分が読んでいて、心動かされたり面白かったりしたものでないと生徒に伝わらないと思うんですよ。心を動かすというのは、教科を問わず、大切なことです。それが教育だと思うんですよね。こちらが興味のあるものを生徒にぶつけて、自分の熱みたいなものを伝えられたら、それでいいと思うんです
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