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量子力学の反常識と素粒子の自由意志 (岩波科学ライブラリー) (Japanese Edition)
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そもそも測定を行うということは、一般に測定対象に何らかの攪乱を引き起こすことを意味する。
重ね合わせ方によってはと から純粋に右巻き状態 のみが作られ、そこには統計的に含まれていなければならないはずの左巻き状態 が消失している。
量子力学の示唆するタイプの非局所性は、実は瞬時の情報伝達としての「テレパシー」を意味するわけではない。なぜなら、量子もつれによる完全相関のみを用いて、一方から他方へメッセージを伝えることはできないことが、容易に証明できるからである。
はたまた自然界は多世界であって、全体としては実在性は保たれているのか等々、さまざまな疑問や考えがこれまでに提案されたが、今もって大部分の物理学者が納得するような結論には到っていないのが現状である。
月は誰も眺めていないとき、そこに実在しているのか? 測定に対応する「眺める」という行為によって、夜空に浮かぶ月の存在を確かに認めることができるけれど、はたして測定前には月は存在したのか? 少なくともミクロの世界のスピンには、それを測定する前から存在したという根拠は何もないのである。
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