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文庫・スノーボール ウォーレン・バフェット伝 (改訂新版)〈上・中・下 合本版〉 (日本経済新聞出版)
www.amazon.co.jp/dp/B00RB9H3W6
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Top Highlights
ワインバーグは、投資銀行ゴールドマン・サックスのシニア・パートナーで、一九二九年の大暴落の際に子会社を利用した悪名高い投資信託の販売で投資家を欺き、信用失墜した会社の評判を回復させようと、一〇年のあいだ懸命に努力していた( 註6)。ウォーレンはもちろんそんなことは知らなかったし、ワインバーグが移民の子供で、ゴールドマン・サックスの用務員見習いからはじめて、 痰壺 を洗ったりパートナーたちのシルクハットにブラシをかけたりしていたことも知らなかった( 註7)。だが、クルミ材の鏡板張りのオフィスにはいり、エイブラハム・リンカーン直筆の手紙や書類や肖像画が壁に飾られているのを見て、シドニー・ワインバーグが大物であることは間違いなく理解した。そして、訪問の終わりにワインバーグがやったことが、深く印象に...
アレン&カンパニーは、顧客それぞれの人間関係をよく知っていて、それに応じて毎年のサン・バレー会議の綿密な社交計画を立てる。引き合わせたほうがいいと思われる人々も、そこに参加させる。招待客のコンドミニアムと会議場となるサン・バレー・インとの距離や、どの食事会に 招 ばれ、だれと同席するかが、暗黙のうちにヒエラルキーを示すことになる。 バフェットの友人のトム・マーフィーは、この手のイベントを〝象の寄り合い〟と呼ぶ。バフェットはいう。「大物がおおぜい来ると、人が集まるものだ。象の寄り合いに参加すれば、自分も象だと確信できるからね( 註
〝褒めるときは名指しし、批判するときは分野の不特定多数を批判する〟というのが、バフェットの鉄則だった。そのスピーチは、刺激的なものであっても、相手を不快にさせるものではなかった──バフェットは自分がどう思われるかに気を配っていた。だれかを名指しで批判することはなかったし、ジョークも我慢してもらえるだろうと思っていた。自分の理論は論破できない強力なもので、たとえ真意が気に入られなくても、その力は認めてもらえると考えていた。それに、聴衆が落ち着かない気分になったとしても、そのことを口にすることはなかった。バフェットは最後まで質問に答えた。聴衆が立って、スタンディングオベーションでたたえた。どう見られたにせよ──投資についての考え方を浮き彫りにする名人芸か、あるいは年老いたライオンの最後の咆哮か─...
バフェットは、靴ボタン・コンプレックスに陥る心配はない。鼻持ちならないやつだと見られたり、権威ぶっていると見られるのをなによりも怖れている。〝 能力の範囲〟と呼ぶものを自分のまわりに描いて、自分が間違いなく専門家だと思う三つの事柄──お金、ビジネス、自分の人生──の範囲に
教訓その一、謙遜は相手の心を
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