Top Highlights

• 人間は生まれつき、しなやかな動きが得意だし、目新しいものや多様なものが好きで、広々とした場所を好み、何より人を愛するようになって
• すべての動物は人間より
• 通常わたしたちは、「病気（disease）」とは修復すべき何らかの遺伝的欠陥、あるいは微生物による感染症を指す言葉だと考えている。しかしこのリストは、「病気」という言葉自体が間違っていることを示唆している。わたしたちが「病気」と呼ぶものは、本当は「文明がもたらす苦しみ」と呼ぶべきなのかもしれない。それらは人体の設計上の欠陥や傷ではなく、わたしたちが日々の暮らし方によって自ら招いた損傷（injury）だ。現に一二のリスク因子は、本書が諸悪の根源と見なす問題から派生したものばかりだ。つまり、進化が築いた体のデザインを無視し、人間をその設計に合わない状況に無理やり押し込めていることが直接の原因となって
• 　彼はその最たるものとして一冊の本の名をあげる。一部の人々の間で人気の高い、『キリストは何を食べていたのか？──聖書から読む「神に近づく食生活」』（ドン・コルバート著）
• 重要なポイントは二つだけ。筆者も同じ考えなので、ここにあげておこう。一つはあまりに明白で、とても重要なこと── 低炭水化物 である。もう一つはあまり話題にならないが、アーメラゴスも筆者もより重要だと考えていること、つまりバラエティの豊かさで