Top Highlights

• イノベーションを起こすときに大切なのは、アイデアそのものではなく、アイデアをビジネスに結びつけるために試行錯誤を繰り返すことなのだ。優れたアイデアに対して文句をつける人間はいない。問題は、そのアイデアを市場で花咲かせるまでの過程の はじめの一歩、つまり ファーストマイル で致命的な失敗を犯すことに
• いる。統計学者のジョージ・Ｅ・Ｐ・ボックスは、「すべてのモデルは間違っている。ただし、そのなかには有用なものもある」
• だ。対象となる 顧客の数（ Population）、製品やサービスの 価格（ Price）、期待される 購入の頻度（ Purchase）、目標とする収入を得るために 開拓しなければならない市場の大きさを示す指標（ Penetration）を計算する（※６）。この四つの値を計算するだけでも、アイデアの健全性を推し量ることが可能となり、ビジネスモデルに関するある種の見通しを手にすることができる。
• アイデアを評価することの目的は、何かについて決定を下すことではなく、どのような不確実性があるかを明らかにすることである。
• 人が何かについて確信を持てないとき、その心理状態を表す一つの徴候がある。それは、「……だと思う」という表現で文を終えることだ。