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アラン 幸福論 (岩波文庫)
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動物はわれわれと同じ状況下にありながら、同じように無理な行為に及んでいるものの、ほとんど病気にはならないと言い、驚嘆していた。それは動物は不機嫌になるというのがないからだ。つまりわれわれのように思考のはたらきによって、いらいらしたり、疲れたり、うんざりしてしまうということがないのだ。たとえば、だれでも知っているように、われわれは眠たい時に眠れないものならば、われわれの思惟のはたらきはパニック状態と
よろこびの達人スピノザが言ったように、「からだが暖まったからよろこぶのではなく、私がよろこんでいるからからだが暖まるのだ」。したがって同じような考え方で、「うまく行ったからうれしいのではなく、自分がうれしいからうまく行ったのだ」といつも考えねばならない。どうしてもよろこびが欲しいというならば、まずよろこびを蓄えておきたまえ。いただく前に感謝したまえ。なぜなら、希望から求める理由が生まれ、吉兆から事が成就するのだから。だから、すべてのことがいい予感であり、吉兆である。「君がそれを欲するならば、カラスが君に告げているのはしあわせなのだ」とエピクテトス(五五頃─一二五あるいは一三〇。ストア派の哲学者) は言って
ほんとうのところ、人間が好きなのは力〔可能性〕にすぎ
守銭奴は多くの快楽を自分に禁じている。まず快楽をおさえることによって、また力をたくわえることによって、強烈な幸福をつくり出すのだ。しかし、彼はその力が自分自身の力によるものであることを欲する。遺産のおかげで金持ちになった人間が、もし守銭奴であれば、これはあわれな守銭奴だ。なぜなら、幸福とはすべて、本質的な意味において詩なのだから。そして詩とは行動を意味するのだから。人は、棚からぼた のように落ちてきた幸福はあまり好まない。自分でつくった幸福が欲しいの
人間が幸福であるといえるのは、何かを欲する時と、つくり出す時だけで
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