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ふしぎな国道 (講談社現代新書)
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今でこそ日本の道路は国土の隅々まで行き渡り、道路整備は過剰とまで言われるようになった。しかし、昭和 40 年代あたりの国道の整備状況は、ちょっと今では信じられないほどのもので、一桁国道(一桁の番号がついた大幹線国道) にさえ未舗装区間が残存していた。近年ではさすがに整備が進んだが、平成の世になっても国道306号鞍掛峠、352号枝折峠など、ダート区間はまだ結構残っていた。北海道の336号など、ダート区間にプラスして十勝川を渡る渡し船が国道の一部として残っていたのだ
国道というのは基本的に自動車が通るためのものだが、実は車では通れない国道というのもあちらこちらに存在する。いろいろなタイプがあるけれど、国道が商店街のアーケードになってしまっていて通行不能というパターンはかなり珍しい。恐らく大阪府東大阪市の瓢簞山商店街と、長崎市浜町アーケードの2ヵ所だけだ。
高速道路のジャンクションも、写真集も出ているくらいで、隠れたファンの多い建造物だ。車の流れを滞らせぬよう、しかも土地や道路の車線数などの都合に合わせて設計されたジャンクションの流麗な形状は、機能美の極みとも言える。その形状によってトランペット型、タービン型、クローバー型などに分類され、それぞれに支持者がいる。
国道1号をずっと西へ向かうと、大阪市の梅田新道交差点で終点となり、ここから西は国道2号へと番号が切り替わる。そして南方面は国道 25 号。北へは国道176号が延びており、全国でおそらく唯一、4方向に違う番号の国道が出発している交差点だ。この他、国道 26 号・163号・165号も重複してこの交差点まで延びていることとなっているから、梅田新道は東京日本橋と同じく、7国道の起終点を兼ねているわけだ。 京都市を代表するのは、烏丸五条交差点だ。ここも東へ国道8号、西へ9号、南へ 24 号、北へ367号が出発しているが、東西方向に国道1号が重複しているため、見た目上4起点にはなっていない。 だがこれらの交差点を差し置いて、日本最多の国道起終点が集まっているのは、新潟市の本町交差点で、8国道の起終...
もうひとつ、高知市の「県庁前」も8国道の起終点を兼ねている。国道 33 号・56 号・194号・195号・197号・493号がここから始まり、国道 32 号・55 号がここで終わる。493号の実体は、 50 km も東の室戸岬付近だけだが、法律上は 55 号及び 32 号と重複してここまで延びていることになっている。
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