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• ない。「考えすぎている」悪い状況とは、ただ一つのことしか考えていない、そればかりを考えすぎているときだけだ。
• 人生には金もさほどいらないし、またそれほど仲間というものも必要ない。一人で暮らしていける。しかし、もし自分の人生を有意義にしたいのならば、それには唯一必要なものがある。それが自分の思想なのである。
• つまり、人が孤独を感じるときというのは、他者を必ず意識している、と思うからだ。
• それ以前に、仲間の 温もりというのか、友達と交わる楽しさというのか、そういったものを知覚していることが前提条件となっているようだ。もう少しわかりやすくいうと、孤独が表れるのは、孤独ではない状態からの陥落なのである。
• いずれにしても、寂しいという感情は、「失った」という無念さのことだ。また、その失ったものが、「親しさ」であれば、それがすなわち「孤独」になる。