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ある高校の哲学的な一日――『哲学の先生と人生の話をしよう』特別編 PLANETS ほぼ惑コレクション for Kindle
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人間っていうのは必ず、心に傷をいろんなかたちで負っている。それがひとつの人間の個性にもなっていくんだけど、ルソーの自然人にはこれがないんだよ。
人間はどうして誰かと一緒にいたいと思うのか。なぜ人間は、ルソーの言ってる自然人のようではないのか。これは俺の仮説だけど、人間には必ず心に傷があって、しかもその心の傷って一人では癒やせない場合があるから、それを癒やしたり、気遣ったり、あるいは心の傷が似ているとか似てないとか、そういったことで人と人は惹かれ合うんじゃないかな。そんな風に思うんだ。
熊谷さんが言ってるのは、みんな普段いろいろなことに依存して生きているけど、それが分散しているから依存している事実を気にかけずにすんでいるってことだよね。だから、依存先が少なくなると、「私はこの人がいないと生きていけない」って状態になって、依存の事実が重くのしかかってくるようになる。だからいろんなところに依存先を増やしていくことが実は自立だって話。
女の子で言うと、イケメンなのかセックスが上手そうなのかわかんないけど、ヤリチンを好きになるじゃん。で、女の子がヤリチンを好きなのは、いろんな女とやってほしいわけではなくて、いろんな女とやってる男が私だけのものになると、「してやったり」って思うからでしょ。
誰かに惹かれて心や体が反応するのは情動=エモーションだね。でも、「俺はあの人のことが好きだ」と意識しているとしたらそれは感情=フィーリングということ。こう言うとちょっと不正確ではあるんだけど分かりやすくするために言うと、情動は身体的なものである一方、感情はかなり精神的なんだ。いまの「あの人の事が好きだ」という感情と、それに先立つ情動(心や体の反応)ってことから分かるように、感情の前に情動がある。
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