Top Highlights

• 爆弾は、爆弾という一つのプロジェクト。爆撃機も戦闘機も、単なる配備という名の作戦。記号を動かして、数学の式を解くように、誰かが答を見つけようとしているのだ。僕たちはただ、自分たちの属性、自分たちの本能に従って、動いているだけのこと。どうせ、そのルールからは抜け出せないのだから、自分の判断で動いているようで、実は、誰も自由ではない。
• 「そういうことのない、職場を希望している」
• 社会の中にあって、自分以外の人間が、自分をどのように見ているのか、という点が、まったく自分に影響しないかというと、そんな簡単なものでもないだろう。むしろ、自分以上に、周囲は自分を観察している。そう思えるときが往々にしてある。
• そうした対比として、男女があるし、老若があるし、人種が分かれ、血縁が生まれ、あるいは、仕事の上下関係や、敵や味方も生じる。自分一人だけならば、性別もなければ、上下もない。老若は時間経過に等しいし、自分の変化としての、健康、機嫌、そして安定、といったファクタが存在するだけだろう。
• 僕が相手を撃ち墜とすのは、一つめには、自分が墜ちないため、二つめには、明日も飛ぶため、三つめには、それが僕の仕事で、他にはろくに稼ぐ道を知らないからだ。単純じゃないか。みんな、きっと同じだろう。