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騙しのカラクリ (角川文庫)
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実は私も銀行員時代、そうした「怪しい人たち」と、少なからず関わってきました。 相手はお客さんです。こちらが膨大なノルマに追われ、その消化に困っている時、数億円単位でカネを動かしてくれたのは、やはり堅気の人間ではありません。 インチキ断食道場の主催者。 表向きは焼き肉屋さんだが、実態はポーカー賭博のご開帳屋。
不動産コンサルタントに名を借りた地主殺し。 パクリ屋、バッタ屋の類い。 小指の欠けたイベント屋。 産廃業者と称しながら、なぜか処理工場はなく、ハワイに 10 万坪もの土地を有してる社長。 政治家の名刺を、常に百枚も持ち歩いてる情報屋。 モデル事務所を装った○○○○。 港湾関係者を装った××××……。
後から考えてみれば、「なんであんなバカなものにひっかかったんだろう」と思うのが、悪徳商法の常。ですが、その当座はわかりません。「カニ王」の八葉物流、「ユニバG」のジー・オーグループ、大和都市管財の抵当証券事件……、みーんなそうでした。
戦後長らく続いた、日本人の人生についての価値観。つい十年ほど前までは、だいたい次のようなものでした。 一流大学を出る→一流企業へ就職→一生安泰な生活が保証される→老後もたっぷりの退職金と年金で心配なし……。
しかしこの構図も、最近ではそうとう怪しくなってきました。 一流大学を出て、一流企業へ勤めても、その一流企業がカンタンに 潰れる時代です。 破綻 した日本長期信用銀行も山一証券も、そういう意味では確実にエリートでした。
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