Top Highlights

• ネットフリックスは、２０１２年３月にアップルと提携した。自社に直接契約しなくても、アップルと契約していれば、アップルのＩＤと決済でネットフリックスを使えるようにしたのだ。これにより、すでにｉＰｈｏｎｅなどを使っているなら、クリック１回でネットフリックスの利用者になれる。決済を簡素化することで利用者を拡大する、典型的な作戦だ。
• ウルトラバイオレットは、別名「デジタル・ライツ・ロッカー（デジタル著作権ロッカー）」と呼ばれる仕組みを実現するものだ。ＤＶＤにしろブルーレイにしろオンライン配信にしろ、ウルトラバイオレット対応の映像ソフトを購入すると、その情報はネットに蓄積される。すると、別の機器で別の形態、例えば携帯電話用のモバイル配信用映像など、を見たい場合にも、対応販売サイトはデジタル・ライツ・ロッカーに「映像を持っている」という情報を確認、ウルトラバイオレット対応端末での再生を許す、という仕組みである。要は、いちど対応ディスクなどを購入すれば、その後の対応機器での再生が保障される、ということになる。