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父親の力 母親の力 「イエ」を出て「家」に帰る (講談社+α新書)
www.amazon.co.jp/dp/B009GXLZPQ
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昔は、血縁関係のある者の集まりとしての家族が、一つの国のような存在でした。血族=家族が繁栄しなければ自らの繁栄もなく、家族の繁栄と自分の繁栄というものがほとんど直結していました。その意味では、血のつながりというのがもっともわかりやすかったわけ
人間は、自分の理性、判断、あるいは意志とか努力などによって、そうとうなことができるようになりました。そうした考え方でいけば、とくに血縁というものは必要ではなくなっていきます。血がつながっていなくても、家族として一緒に生活したいと思えばできるわけです
いまの若い人たちの中には、家族を大切にし、家族こそ自分の生きがいと考えている人が多くなっているといわれます。それ自体はすばらしいことだと思いますが、ただ、子どもの入学式とか授業参観日、あるいは誕生日会など、なにか子どもの関係の 催しがあるときに、父親が会社を休んででも必ず出席するとか、どうもかたちのほうに流れていく傾向が見られるのが気になり
かたちに流れると、お互いに 生 の感情でぶつかりあってやっていくという部分が、かえって薄れてしまうように思われるからです。 たとえば、昔は、入学式に出席する父親などめったにいませんでした。けれども、家に帰れば、子どもを怒鳴ったり、引っぱたいたりする生身の父親がいました。そこには、生きていることを実感させられるような感情のぶつけあいがありまし
昔読んだアメリカの本に、『土の父と天の父』というのがありました。一家を食べさせるのは「土の父」です。それに対し、「天の父」というのは、「人生はこうだ」とか、「おれはこう生きてきた」というのを打ちだすこと。それも持っていないと、ほんとうの父親になれないということ
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