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• 完璧主義は、あらかじめ期待していたことを、その通りに行わないと、すべてが台無しになったような失望や苦痛を感じる心理的なとらわれだと言える。
• 完璧でありたいという願望は周囲を思い通りに支配し、コントロールしようとする傾向にもつながるが、意のままにならぬ状況に遭遇することも多く、強いフラストレーションを抱えることになる。
• その一つは、秩序や道徳を重んじることとして表れる。部屋や自分の持ち物を完璧に整理し、秩序を保とうとすることから、生活のルールをきちんと保ち、細部に至るまで管理し、決まりや約束を守ることまで、何事も手を抜かず、いい加減さを嫌う。
• 相手の間違いや欠点に対しても、許容する余地が乏しく、一度だけの過ちや不当な行動も許せないと感じると、関係を絶ってしまう。他人に対してだけでなく、自分に対しても同様である。
• 完璧主義を抱えている人にしばしばみられる傾向は、清らかで、正しく、善良でなければならないという義務感に縛られ過ぎ、自らを本能や欲望にゆだねることができないということである。本能や欲望は、汚らわしく、邪悪で、非道徳的なものという観念が強すぎることも多い。