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• 昔やった人も、途中でやめていった人も、本当は全員いまここにいたい気持だと思う。しかし、いまここにいられる幸運を持っているのはきみたちだけだ。そのことを肝に銘じて、今年は仕事以上の使命感をもってレースに臨んでもらいたい」
• 彼は東京帝国大学の航空学科出身で、戦争中は中島飛行機のエンジン設計者だった。戦闘機は人を殺す道具であったが、そのジレンマに目をつぶれば、もっともすぐれた機械をつくっているというエンジニアとしての純粋な自負心を満足させることができた。彼
• 多くの会社は外国の自動車会社と技術提携することによって技術を身につける道をえらび、たとえばニッサンはイギリスのオースチン、いすヾはイギリスのヒルマン、日野はフランスのルノーを、それぞれライセンス生産していた。
• 「われわれには経験はない。しかし、われわれには技術がある。わたしは金は問題としない。どんなに金がかかってもいいから、世界最高のＦ１カーをつくろうじゃないか」
• そのために、いくら走行テストをしても、ホンダのＦ１がヨーロッパのＦ１とくらべてどの程度の戦闘力があるのか分らなかったのだった。