Top Highlights

• 「俺は、いつも揺れ動いているよ。ただ、迷ったときに、原則を大切にしようと努力しているだけだ」 「それが、普通の人にはなかなかできないのです」 「みんなそう言うが不思議でならない。迷ったときの指針を持っているというだけなんだ」
• 国家公務員がすべきことは、現状に自分の判断を合わせることではない。現状を理想に近づけることだ。そのために、確固たる判断力が必要なのだ。竜崎はそう信じて
• 管理職は、感情で物事を処理してはいけない。大切なのは合理性だ。心得ておいて
• 捜査には技術と知識と経験が必要だ。だが、管理職になると階級や役職の上下が体に 染みついてしまうよう
• 下平の言葉は、プロらしさを感じさせた。彼は「わからない」と言ったのではない。「まだ、わかりません」と言ったのだ。つまり、いずれは判明するかもしれないが、現時点では明らかになっていないということだ。わからないことについていい加減なことを言うよりずっと正しい態度だ。