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人生が変わる哲学の教室 (中経出版)
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大事なのは、死ぬまでの人生をいかにきらめかせることができるかなんですよね」
やはり生きるということは自己実現のための場なんだということです。そして、自己実現がかなうことで人生に納得がいくという事実です。
時間には根源的時間、世界時間、今時間という三つがあると考えているのです。日ごろ私たちは、「今」を起点とした日付のある通俗的な時間を生きています。「今」とか「あのとき」という場合、私たちは世界の中の一部として位置づけられ、埋もれてしまっています。これが「世界時間」。「今時間」というのは、そうした具体的な時間ではなく、単に「時間」という抽象的な観念を表したものです。 これに対して、人間は死という人間の有限性に気づいたときはじめて、時間というものに自覚的になり、人生がかけがえのないものであることに気づきます。そうして未来を見据えて積極的に生きるようになる。このように把握された時間こそ、私が「根源的時間」と呼んでいるものです。 こうした時間概念は、未来を見据えて前向きに生きていくという「実存主義...
共同体というのは、順に家族から市民社会を経て国家へと発展すると考えます。そこでは何が発展しているのかというと、単に共同体の規模が大きくなっているというだけではなくて、自由が発展しているのです。共同体には人の心、精神的なものが宿っていると考えるからです。だから私は、共同体のことを「人倫」なんて呼んでいます。 人倫における自由の発展を見てみましょう。家族の中には親がいて、子どもにとって自由は制限されていますよね。それがやがて成長して市民社会で活躍するようになる。この場合の市民社会は主に市場での経済活動を指しています。ただ、市場というのは誰もが自由を追求する結果、それが衝突したり、あるいは競争の結果負け組が生じたり、とにかく全員が自由を実現するのは難しいのです。 そこで国家が登場します。国家は...
理想主義を代表するのはプラトン、現実主義を代表するのはその弟子アリストテレスです。 この二人は真理のありかをめぐって、議論を戦わせました。それを象徴するのが、ラファエロの名作「アテネの学堂」です。この絵の中心で、プラトンは天空を指さし、理想を語っています。他方アリストテレスは、地上に手のひらを向け、現実を語っているのです。
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