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昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー 671)
www.amazon.co.jp/dp/B007WQR01C
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でも残念ながら、日本人は歴史に何も学ばなかった。いや、今も学ぼうとはしていない。
「一死 君国 に 報ずるは 素より 武人 の 本懐 のみ。あに戦場と 銃後 とを 問 はむや。 勇戦 奮闘 戦場の 華 と散らんは 易 すし。 誰か 至誠 一貫 俗論 を 排し 斃 れて 已 むの 難きを知らむ。 高遠 なる 哉 君恩、 悠久 なるかな皇国。 思はざる 可 からず君国百年の 計。 一身 の 栄辱 生死、あに論ずる 閑 あらんや。 語に 曰く。 丹可磨而不可奪其色、蘭可燔而不可滅其香と。 (丹 磨くべしその色 奪 ふべからず、 蘭 やくべしその 香 滅すべからずと) 此身 滅す 可 し、 此 志 奪ふ 可 からず」
「政府も陸海軍もそれぞれに違った意味で開いた口が 塞がらない 格好 である。平沼内閣の立場は全くゼロということになった。しかし考えると、……英国も日英同盟を米国に売ったし、ドイツが防共協定をソ連に売ったからといって、さまで驚くにあたらないであろう。ソ連でもまた独ソ不可侵条約をいつ英米に売らないとは保証できない。今日の国際 信義 は要するに国家的利害の 従属 にすぎないと見なければならぬ」
ない。つまり時代の 渦中 にいる人間というものは、まったく時代の実像を理解できないのではないか、という 嘆きでもあるのです。とくに一市民としては、 疾風怒濤 の時代にあっては、現実に適応して一所懸命に生きていくだけで、国家が戦争へ戦争へと坂道を 転げ落ちているなんて、ほとんどの人は思ってもいなかった。
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