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お金と正義(上) (PHP文庫)
www.amazon.co.jp/dp/B0079A5XF6
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棺桶』
「それは……」三島は一瞬考えた後、本音を明かすことにした。 「それは……創造性に対する恐れです。人は創造的でありたいと思いながら、本当に創造的な状況に置かれると恐れを感じるのです。創造性は、無限の力を人間に与えます。無限の力を持ってしまえば、自分には才能がないとか、能力がないといった便利な言い訳ができなくなってしまいますから。 われわれ 大衆 は、 創造 性 が 奪わ れ た 状況 が 一番、 心地 良い の かも 知れ ませ ん」
「人生の変わり目ではね……向こうからノックしてくるんだよ。それは、無駄なもののようにみえて、しかもたいてい最悪のタイミングでくる。そのノックに応じてドアを開けば、大きく人生は変わり――奇跡に満ちた人生が始まるといっても良い。だが人は、どんなにドアを 叩かれても、懸命に耳を 塞いで、聞こえないふりをする……ドアを開いて未知なる世界へ行くよりは、不平不満に 溢れる、慣れ親しんだ世界に 留まっていたいのだ。それも……決して悪いことではない。だけどな、ドアが開くタイミングは、人生で一度か、あっても二度しかないものなのだ……」
「それは……」貴和は和尚を 睨みつけて言う。 「それは……捨て続けるからだよ。永ちゃんはいつも新しい世界に挑戦する。そうやって 崖っぷちに立ちながら、『自分の歌は何なんだ』って 問い に答え続けているんだ。その生き 様 が、オーラを発する……」 「私も、そう思う。で、貴和くんは、 問い 続け て いる かな? 自分 が 何 で ある か?」
まい……) 「人生の選択は二者択一ではない……第三の道を選び取ることで、本来の自分の人生に出会えることもある。一見、無駄にみえる道こそ、気づかない自分に繋がる道。それに……」
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